キュービクルの点検・整備・更新の重要性
キュービクルは、発電所から送られてくる6600Vの電気を施設や企業などで使える100Vや200Vに変圧するために必要な受電設備です。
「自家用電気工作物」であるキュービクルは、電気主任技術者による定期的な点検が「電気事業法」によって義務付けられています。
キュービクルの点検
【月次点検:毎月もしくは隔月行う点検】
- 受電設備の目視点検
- 受・配電盤の目視点検
- 構造物(電気設備の建物やキュービクルの外箱)の外観点検
- 漏洩電流測定
- 配電盤の電流と電圧の測定
- 受電盤などのブレーカー温度の測定
など
【年次点検:1年もしくは3年に1回行う点検】
- 絶縁抵抗測定
- 接地抵抗測定
- 蓄電池各種測定
- 絶縁油試験
- 変圧器・遮断器などの内部点検
- 継電器・遮断器の連動試験
- 停電時の非常用予備発電装置の起動・停止
など
キュービクルの点検・整備・更新を怠った際のリスク
キュービクルの点検費用は、年間で12万円程度が目安とされています。
少しでも経費を抑えたいと考える事業者は、キュービクルの点検を軽視するかもしれません。
しかし、キュービクルの点検を怠るとさまざまなリスクがあり、事業者だけではなく利用者にも被害が及ぶことになり非常に危険です。
主なリスク
- 施設の停電
- 波及事故
- 感電や火災
キュービクルは屋外に設置されているため、定期的に点検をしないとネズミなどの小動物が侵入や雨水などによって配電設備に異常が生じる場合があります。その結果、施設が停電してしまい、事業の大きな損害に繋がります。
さらに、停電は施設の損害だけではなく波及事故として周辺の工場や交通機関などにも影響を与えることも少なくありません。
万が一、病院や介護施設などに波及事故の影響が広がった場合、人命に関わる恐れもあるでしょう。
また、キュービクルの点検を怠り設備が劣化している状態で利用を継続すると、漏電による感電や火災につながることもあります。
波及事故や感電、火災によって被害者が亡くなってしまうケースも十分考えられるため、キュービクルは定期的に点検を受け整備や更新を適切に実施しましょう。
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