非常用発電機は、【消防法第17条の3の3】で点検の実施が義務付けられています

点検項目の中に「運転性能(負荷運転または内部観察の実施)」という項目があります。

負荷運転の点検方法の1つとして「疑似負荷試験装置、実負荷等により、定格回転速度及び定格出力の30%以上の負荷で必要な時間連続運転を行い確認する」というものがあります。

これは、非常時に発電機が本来持つ能力を発揮可能か実証するデータ測定のことを言います。

では実際に、負荷運転の試験方法の違いとメリット・デメリットについて見ていきましょう。

同じ負荷運転でも上記のように全く試験方法が違うため、それぞれの違いを理解した上でどちらがいいか判断していく必要があります。

どちらの負荷試験が適しているかは担当者と相談しながら決めると良いでしょう。

負荷試験でわかること

負荷試験を行うことでわかるのは「負荷試験の実施結果」と「設備の状態と交換の必要性」の2点です。

専門的な知識をもった資格者が丁寧に確認をして、ひとつひとつ写真と共に報告書へまとめて提出をします。

報告書の一部は以下のとおりです。

事前に故障の兆候を察知して報告していきますので、これを元に予防保全が行えます。

消耗品の交換が必要な際は、見積もりを出しご納得いただけた上で施工日程を決めるのが一般的な流れです。

冷却水や潤滑油、エアフィルターなど、気づかない間に消耗している設備はめずらしくないため、非常用発電機の状態を万全な状態にするためにも交換しましょう。

蓄電池は交換目安時期が過ぎているケースも少なくありません。期限が過ぎてしまうと、非常時に動かない事態が発生する可能性が非常に高くなります。蓄電池の交換時期が過ぎている場合は、早急に交換しましょう!

非常用発電機の負荷試験は、点検会社によって提示する金額が違います。

20kWA以下であれば15~20万円程度が相場となりますが、230kWA以上では30~50万円程度と高額な費用が必要になる場合もあるため、相見積もりをして効率よくコスト削減しましょう

WILLPROCEEDでは、できる限りコストを抑えた金額を提示させていただいております。

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